〜 洸 視点 〜







『私らの邪魔すんじゃねぇよ、紅蓮!!』


『てめぇを先に片付けてやろうか、あ" あ!!』


『女みたいな体型や顔しやがって…っ!
私たちより可愛いって、どういうことだ、この野郎!!』


『本当にナニついてんのかよ、オカマ!!』




「そこまで言わなくてもいいじゃないか…っ!
グスッ……」









なんで、この俺が……

女なんかに、こんな言われないといけねぇの…!?


最近の女、怖すぎだ…っ!


口悪すぎて、めっちゃ傷つく…っ!
怖いぃぃい……っ!



恭也の野郎、後で覚えてろよ……っ!









珍しく、恭也が俺に頼み事してきたと思えば……

こんな怖い女たちを相手にしろ…だなんて……っ!









恭也は、アキラから聞いた情報で
関東一のレディースが鳳凰を狙っている情報を聞いて、俺に女たちの相手をしろと言ってきた


恭也たちは、女を殴れないとか言って
俺に任せてきた









俺だって、女は殴れないって言ったのに恭也のヤツ……






『蛍が狙われるかもしれない状況で、無視するつもりか?』





なんて言って、俺を脅してきやがった









俺が蛍を想う気持ちを利用して

この女たちを相手にさせようとした








俺は、蛍のためなら……と思い仕方なく
女たちの相手をしようとしていたら……


この女たち、すげぇ怖いんだよ…っ!!




俺、オカマとか言われた…っ!

うぐっ……泣きてぇ……