ケータイ小説 野いちご

私を無視しないで

ある日



ふぁーー


窓から射し込む光で目が覚めた


ふと目覚まし時計で時間を確認すると


『えぇ!? 7時30分!?』


寝坊した


お母さん起こしてよ!!

いつもなら寝坊すると私を起こしに来てくれるのに!



急いでいつも制服がかけてあるハンガーを見る

『え、制服は!?』


が、そこにあるはずの制服は姿を消していた

慌てて辺りを見回すと


自分の服の袖が紺色なことに気付く

……あ、着てる

昨日着たまま寝ちゃったんだ



うわー 絶対シワになってるよ……


恐る恐る目線を下げる


しかし……


え? 普通に綺麗なんだけど


なんと制服は少しもシワになっていなかった




寝坊以外は普通に良い日なのかもしれない


鼻歌交じりに軽く手櫛で髪を梳かす


…………

って遅刻する!!



部屋を出て階段を駆け下りる


走っていたがリビングの前で一度止まり叫んだ

『お母さん起こしてよ!!』




早くしないと遅刻をしてしまうため


私は家を飛び出した





家に誰もいなかったことなど知らずに

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