2年生、私は4組になった。





友達のいない女子、九条双葉は放課後部活もなく帰ろうとする。





席は二号車の前から2番目。かなり先生と近い距離だ。





他のクラスの皆はほとんどが部活に行っていて、残っているのは提出物が終わっていない人という感じだった。





日直の仕事が終わり帰ろうとすると、横で待機していた彼も立ち上がった。





「日誌書いてくれてありがとなー、双葉」






「別に、これ以外アンタがやったんだから気にしないで」