あの後、携帯に来たメールを読んだ。





それを読んで私は空いた口が塞がらなかった。





『今日双葉、鍵家に忘れてったでしょ?





間違えてその鍵持ってきちゃったから、今日は私が帰ってくるまで桐生くんの家でお世話になりなさい





ちなみに桐生くんには連絡済みです☆』





「ってことは……全部最初から知られてたのか……」





何であんなにすぐ嘘を見破られてしまうのか不思議に思っていたところだ。どうやら鍵がないことは最初からわかっていたらしい。





ってことは、向こうも私が知らないことを良いように使ったな……!?