「んん……っ」


あれ…?


私…あれから寝ちゃったのか。


なんか、すごくいい夢を見てたような気がする。


重たい瞼をゆっくりと開け、目に飛び込んできたのは、真っ白な天井とキラキラ輝く大きなシャンデリア。


シャンデリア……?


「シャ、シャンデリア!?」


私は吃驚して、上半身をガバッと起こした。


なんで、どうして、こんなとこにこんなバカでかいシャンデリアがあるの!?


ううん、それだけじゃない。


私は部屋全体をキョロキョロと見渡す。


あり得ないくらい広いし、テレビで見る高級住宅のような内装。


何これ。どーなってんの!?


私、もしかしてまだ夢の中!?


「やっと起きたかよ」