何なのいったい…

「こいつらゾンビってやつか⁉︎ちっ、出入り口が塞がれている‼︎」

「そういえば遺書に書いてあった硫酸と手榴弾を使おうよ!」

あたしは遺書に書いてあった通り棚の中に入っていた。硫酸と手榴弾を取り出した。

「手榴弾は危ないから硫酸を使おう。それと銃ね。」

高岳くんは銃をあたしに授けた。

ドアはもう耐えきれず壊れてゾンビが入ってきた。

でも人数は4人しかいなかった。

「相良さんはちょっと下がってて。」

あたしは後ろに下がった。

「これでもくらえ‼︎」

高岳くんは硫酸の蓋を開けぶち撒けゾンビの目に命中した。

「ア…アァ…」

ゾンビは倒れあたしたちは急いで看守室を出た。

あのゾンビ、囚人服を着ていた。もしかしてここで殺された囚人たち?

「おい!相良さんどこ行くんだ⁉︎戻ってこい‼︎」

高岳くんの声はあたしには聞こえなかった。無我夢中で走り続けた。