《【朱里】私ハアナタト一緒二居タイ》


そう、それは…クロノスが言った言葉。


《【朱里】ト一緒二居ル為ノ方法ヲ模索シマシタ…》



クロノスと一緒にいられる方法、それって何だったんだろう。


《【朱里】ハ、私ノ管理スル時間ノ中二……》


クロノスと話していて、急に、意識が遠くなったんだ。


エメラルドの光が、あたしを包んで、指先から中心へと、体が冷たくなっていくのを感じた。



クロノス、どうして……?
あたし達、親友だったはずなのに、どうしてこんな……。


クロノスは、あの時あたしに何かをした。
そして、この状況はきっと、クロノスが関係してる。


《【時間停止(タイムストップ)】》



ーキィィィン、プツンッ。


不思議な機械音と共に、意識が途切れる。
その瞬間に聞こえたクロノスの声は、ひどく悲しげだった。