今日はついに学校の日です。


私立南ヶ丘学園


日本有数のお金持ち学校で、その中でも選ばれた人しか入れないという真の金持ちだけが通う高校。



幼稚園からエスカレーター式で大学まで付いてあり、外部からの編入は極めて困難。


その編入試験に私とアランは合格し、今に至る。



「アラン!ついに学校に通える日が来ました!」


幼少期を病院で過ごしていた為、学校に通ったことがない。


だから、初めて通える高校を待ちに待っていた。


「そうですね。お嬢様、良いですか?
無理は禁物です。体調が悪くなったらすぐに私に言う事。体育はもちろん出てはいけません。走ってもいけません。薬を常に持っていること。
良いですね?」



「わかりました。アランは少し心配しすぎですわ。」