「荷物はこれで全部?」

と言って海斗くんは、私と綾子さんの荷物を全部、持ってくれて、車まで運んでくれた。

「夕方にはホテルに戻るので、先に行ってて下さい」

と綾子さん。

スタッフは、

「解りました。夜に明日の打ち合わせをしましょう」

と言って、用意されたバスへと乗り込んだ。

私と綾子さんは海斗くんが、運転する車へ。

「出発」

と綾子さん。