その後、彼氏と一緒に後夜祭を楽しんでいた理乃に今までのことを報告した。
「えぇーー!付き合うの!?そっか!おめでとう!!」
「うん、ありがとう!理乃!」
理乃はよかったねぇ〜と私に抱きついてくれた。
理乃が喜んでくれてよかった。
あと気になるのは…
賢人とこれからどう接するかということ。
とりあえずは様子を見ようかな。
そして、休み明け。
「七海!おはよう」
「賢人!おはよ!」
よかった。いつも通りだ。
「これからも変わらずよろしくな」
「うん!」
「なになにー?なんのはなし?」
「あっ!奏也おはよ!」
「奏也には関係ないから気にするな」
「えー?ずるい!」
あれ?なんか賢人が奏也を邪険に扱ってる…。
もう二人とも、お互いに何があったのか知ってるんだね、きっと。
「石川と高橋!ちょっと手伝ってくれ!」
突然、先生に呼ばれた私たちはとりあえず先生についていった。
たどりついたのはとある部屋。
「文化祭がんばったからな、クラスにこれ持ってってくれ。お前達にはもう1個おまけだ」
そこにあったのは大きなペットボトル数本とチョコレート菓子の山。
そっか、主役とヒロインをやった私たちにおまけをくれるために呼んだんだ!
納得する私たち二人。