「おせぇ!

もしこの俺が遅刻したらどうしてくれんだよ!」


はぁ。

厳密に言えばあれから1日も経っていないのに。


あたしは結月と出かけることになってしまい、待ち合わせる場所となったエントランスに向かう。


するとこの一言が発せられた。


「なによ!

あたしの意見も聞かず、勝手に決めて!


来ただけありがたいと思え!」


つい相手の態度には向かってしまうあたし。


こんな態度になったのは、昨日の結月の強引な誘いからのものである。






「もういい。

そんなに大斗とどう過ごしたのか教えてくれないなら。