パパに抵抗し続けたけど、全くかなうわけもなく。






気付けばベッドの上。






「ちょっとチクッとするけど、すぐに終わるからな。






じっとしとけよ。」






へ?へ?へ?






これってもしかして注射!?






「ムリムリムリムリムリ!!!!!!!!







おっ願いだから、ゃめててててててえええ!!!!!」






「おいっ!カンナ、動くな!」






「おっ!?カンナちゃん、そんなに暴れるんじゃないよ。





変なところに刺さったら大変じゃろ?」





「だから、こんな怪我、大丈夫だからやめて!!!」





プス





・・・・・・。







「はい、終わりー」







「なんの・・・・・・ヒッ、注射・・・・・・ヒッ。」






「これで痛くならないから、少しじっとしてろよ。」






なんか見たことのないピンセットに、釣り糸みたいなの用意してる・・・・・・?






もしかして、これって!?






「嫌っ!」





私は思わず、ベッドから飛び降りた。