「じゃあ、月に一度、内科に健診に来てね。 それから、斉藤先生の判断で、診察を受けるんだよ。」 「・・・・・・はぁい。」 「だって、厳しいんだもん。 実さんは」 そういって実加は隣で荷物を持つ実を見上げる。 「お前が言うこときなかいからだろぉ?」 「まぁまぁ、痴話喧嘩はここら辺にして。 実加ちゃん、退院おめでとう。」 「本当にお世話になりました。」 そう言って、実と実加は頭を下げた。