斉藤実加 



その夫 斉藤実 



二人の子供 斉藤カンナ 10歳



実加を里親にした院長




実加は、斉藤先生との結婚後、カンナを授かると、無事に出産を終えて、持病の喘息と闘いながらも娘を育てた。



院長は、経営していたクリニックを、すべて斉藤先生に譲り、隠居生活を送っていた。
ほとんど自宅におらず、日本全国や海外にも遊びに行っている。
たまに帰ってくる。



斉藤先生は、クリニックの院長をしながら、愛知大学病院へ週に二回ほど手伝いに行っている。


娘カンナは、実加の病気を受け継ぐことなく、元気な女の子として育ったはいいが、病気持ちの実加には手に負えないほどの活発さ。
生意気を言っては父親に怒られている。



実加は結婚、出産から10年が経った。