8月、青空の綺麗な夏のある日、目の中に入れても痛くない程に可愛い愛娘が結婚した。



私がオーダーした純白のウェディングドレスに身を包んだ娘は、まばゆいほどに美しかった。


今まで、育ててくれて、ありがとう


そう、涙を溢れさせ、震える声で告げる娘の言葉に、不覚にも目が潤んだ。



娘と腕を組み、溢れんばかりの拍手に包まれながら、共にバージンロードを歩く。



私も妻も、こんな日が来るなんて、思ってもいなかった。



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