朝会が終わり一時限目まで


あと10分ある。


朝から疲れた気がする……。


寝ようかな…。


「ひ〜より。」


ツンツンと右腕をつつきながら


ニコニコと話しかけてきたのは


洸汰だった。


「なに〜?」


「今日さ、俺の家で
テスト勉強しない?」


な、なな、なんですと?!


男の子の家に行くとか


初めてだしすっごく緊張する……。


「う、うん!」


あ、星香と村上くんにも言わなきゃ!


星香を呼ぼうとした途端に


唇に人差し指が当てられた。


「?!」