昼休み。


久しぶりに中庭で星香と私は


お弁当を持ってやってきた。


中庭で弁当とか初めてかも…。


「ここならあんまり人も来ないし
気兼ねなく話せるから。」


「なんか、気を遣わせちゃって
ごめんね。」


「謝らないでよ。
てか、陽依の悩み事ってさ
五十嵐が絡んでるでしょ?」


「へ、えぇ?!
う、うう、うん。」


「だったら尚更あの席で
悩みを聞けるわけないじゃん。
本人がいたら話しづらいでしょ。
ほれ、弁当食べながらでもいいから
話してごらん。」


紙パックのアップルジュースを


飲む星香はチラリと私を見た。