朝、母様達と別れて森の中を歩く。





「白夜さーん?」


『な、なに』


「いい加減こっち向いてくださいよ」


『い、いや!』





昨日の夜を思い出すと恥ずかしくて総司の
顔を見れない。


でも、夫婦ってあんな事を平気でするのか?
それが当たり前?


うーん…。




キラッ





『っ!』





キンッ





木の上からクナイがふってきて私はそれを
素早く鞘から抜き取った刀で弾き返す。





「すまんすまん!手が滑ったわ~」





木の上からスタッと下りてきた男はヘラヘラと笑う。

嘘だ。今のは私達を狙ってた。



総司もそれを見破って刀を構える。






「そんな警戒しんとって~?
仲間なんだからさ!」






仲間?