ケータイ小説 野いちご

隣り合わせ

優しさ

隣り部屋の玄関チャイムを鳴らす。


原田さん。

部屋の中で何が?

起こってんだよ…。

あれから…。

包丁のリズムも聞こえない。

お願いだから?

開けてくれねーかな!


朝からの暑さと、少し動揺気味の俺の額からは、汗がじわじわと流れ出した。


『ガチャ!』


ほんの15センチ程、やっと…玄関が開いた。


だけど…。


俺の目線の先に?


原田さんの姿はなかった。


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