アップルパイは話している間にあっという間に無くなり今は、紅茶を飲みながら一息ついているところだ


「とりあえず」

ユウは紅茶のカップを置いた


「ここに長居するのは危険だ。俺達ももうそろそろここを出るつもりだったしな」



「事情は詳しく分からないけど、国の様子を見れば納得ね」


確かに国王が友好関係にある国の王女を襲ったり、死んだ魚のような目をした兵士達…

このお菓子出できた見た目とはかけ離れた情勢の国だ



「それで俺はこの氷の国にあると言われる小人の里に言ってみたいんだ。色々な本があるそうだ」


「ユウはとっても頭がいいんだよ!」


確かにユウは頭がいいのかもしれないと誰しもがおもった


「氷の国なら、お菓子の国の2つ先ね」


リヒトはマクリが前に書いた地図を思い出した


丸のてっぺんがお菓子の国だった


その2個先か…


「だったら早いほうがいい。明日の朝にでも出発だな」


スグルが紅茶を勢いよく飲む

小人の里とはなんだろうか

とか考えながらリヒトは紅茶を飲みながら一息ついた