次の日の朝……
私は憂鬱な気持ちで、学校に向かった
ね、眠れなかった……
昨日の出来事があってか、夜眠れず…
ふらふらと歩きながら学校に向かっていた
なんなのよ、アイツ……
もう関わらないようにしよう…!
関わったら、私の人生終わりだ…
私は、学校に着いて教室に入り
いつものように、一人でこの退屈な時間を過ごしていた
『うわぁっ、まだアイツいる!』
『ホント、消えてくれないかな?
アイツの顔見るだけで、毎朝気分悪くなるんだけど〜』
『そんなこと言っても
自分が浮いてる存在って気づかないんだから、言っても仕方ないって〜』
あーあ、また始まったよ
ホント、毎日毎日ご苦労様
『みんなもアイツ、いらないって思ってるんだし
ゴミ箱に捨てちゃう?』
『うわっ、それいい!
ゴミはゴミ箱に…ってね〜!』
あ?捨てる?
やってみろよ、雌ブタども
てめぇらごと、ゴミ箱に突っ込んでやるよ
私は、私に近づいてくる女たちを睨みながら見つめていると………
「あっ、見つけた〜!
捜したんだよ、猫ちゃん!」
殺伐とした空気の中、陽気な声が聞こえ
その声の方を見ると……
あの変人イケメン不良が、教室のドアに手を置いてニコッと微笑んでいた
『えっ…////!?
な、なんで八神くんがここにいるの…////!?』
『あ、あれが…や、八神くん…////!?
ま、マジ…イケメンじゃん…////!!』
『八神……だ…
うわっ……学校にいるとこ久々に見た…
アイツ、暴力行為で停学くらったって聞いてたけど……解けたんだな…』
『しっ。黙れって!
八神に目付けられるぞ!』
変人イケメン不良を見て、男子は怯え…
女子は、目をキラキラと輝かせていた
な、なんでアイツがここに……!?
私は、変人イケメン不良を見て昨日の出来事を思い出し、男子同様…身体を震わせていた