「そろそろ帰るか。 明日は用があるから 由茉は俺んち泊まるよ。 一輝さんには許しもらってるし。」 「え、そうなの? いつの間に。」 「俺の合格祝いで家にいった日。 由茉が部屋で着替えてる間にな。」 「あーだから…」 「なに?」 「一輝に、湊と結婚するのか? って聞かれたの。 急になに?って思ったけどそういうことか。」 「一輝さんらしいな。 はい、乗って。」 私たちは湊の家へ向かった。