それから数日後。
今日はあたしの誕生日。
あたしはカジの家に向かった。
花火大会の前にふたりでお祝いしようってことになったんだ。
結局あたし達はサークルを辞めていない。
“オカルトをこよなく愛すること”って、規約は、カジ君が代表の権限で削除しちゃったんだ。
実は、あたしが怖がりだってこと、みんな気づいてたみたい。
ミサコ先輩はわざとからかうために、あんなヘンなDVDをあたしのプレゼントに選んだんだって。
やっぱり変わった人ばかりだ、オカルト研究会って。
それでもあたしはそんなみんなが大好きなんだ。
カジ君の家に到着すると、なぜか中は騒然としていた。
お母さんが真っ青な顔してバタバタ動き回っている。
「どうしたの? 何かあったの?」
「うん……まぁ……」
カジ君はその場では言葉を濁すと、あたしを自分の部屋につれていった。
そして、大きくため息を吐き出すと、やっと教えてくれた。
「兄貴がまた家出した」
「え……」
今日はあたしの誕生日。
あたしはカジの家に向かった。
花火大会の前にふたりでお祝いしようってことになったんだ。
結局あたし達はサークルを辞めていない。
“オカルトをこよなく愛すること”って、規約は、カジ君が代表の権限で削除しちゃったんだ。
実は、あたしが怖がりだってこと、みんな気づいてたみたい。
ミサコ先輩はわざとからかうために、あんなヘンなDVDをあたしのプレゼントに選んだんだって。
やっぱり変わった人ばかりだ、オカルト研究会って。
それでもあたしはそんなみんなが大好きなんだ。
カジ君の家に到着すると、なぜか中は騒然としていた。
お母さんが真っ青な顔してバタバタ動き回っている。
「どうしたの? 何かあったの?」
「うん……まぁ……」
カジ君はその場では言葉を濁すと、あたしを自分の部屋につれていった。
そして、大きくため息を吐き出すと、やっと教えてくれた。
「兄貴がまた家出した」
「え……」