蓮くんが立ち去ると、美月がニヤニヤと私を見てきた。 「なーに!千夏、佐藤くんとめっちゃいい感じじゃんっ しかも、今朝は『佐藤くん』だったのに『蓮くん』になってるしー!」 「っっ!違うよ、蓮くんが蓮でいいって言ってくれたから.....」 「でもっ、内心嬉しかったんでしょっ?」 「...う、うん....」