クオイ「今夜の月はいい月だよなーいつもうるさい親友がいないと、酒もうまいぜ」

ユーリ「お前は飲み過ぎだから、丁度いいんじゃないか?」

クオイ「そんなことないと思うけどなーリンゴ酒を夜明けまで飲むことはよくあるけど」

ユーリ「……それを飲み過ぎと言うんだろう」

カロライト「やあユーリとクオイ、綺麗な月だね」

クオイ「おーカロじゃないか!お、いい匂い」

ユーリ「それはオレンジケーキか?」

カロライト「そうだよ、僕の森で取れた陽だまりオレンジだよ」

ユーリ「お前が作るオレンジケーキは、本当に香りがいいな。一緒に飲むか?」

カロライト「そのつもりで来たから。オレンジで作ったお酒もあるよ」

クオイ「飲み明かすぞ!ユーリどんどん注げ!」

ユーリ「またルシュラに怒られるぞ」

カロライト「まあまあ。ユーリも一緒に謝ってあげなよ」

ユーリ「オレは保護者じゃないぞ、カロライト」

カロライト「よくクオイが説教受けてる時、一緒にいるのに?」

ユーリ「あれはこいつが巻き込むせいだ」

クオイ「だって一人じゃつまんないじゃん?」

ユーリ「それはお前だけだ」

カロライト「相変わらずだね」


こうして、今夜も夜が更けていくのだった。