それから毎日放課後、必ず私の教室に来て一緒に帰っています。


ですが、友だちの少なかった私は彼ともうまく話せれず、無言で帰るという日々を送っていました。



冬ちゃんには、



「これから、いろんな人と関わっていくんだから話するのも慣れないとね」


と言われ、明石くんで頑張ることに。




「あ、あかしく、ん、」



「なぁ、なんでナツそんなにどもってるの?俺怖い?」



「そ、その、たしかに怖いんですけど、あまり、人、と話さないから、」



そしたら明石くんが、





「じゃ、俺がそれ治してあげるよ」



と言われました。