ケータイ小説 野いちご

ここにあるもの。

小さな指輪



大きな手に
ひっそりと潜んだ
小さな指輪

きっと小指でも
キツいであろうそれを

彼は愛しく
それは愛しく触れるのだ


そんな彼の向こう側


小さな手に
ひっそりと潜んだ
大きな指輪

きっと親指でも
ユルいであろうそれを

愛しく
それは愛しく触れる


顔も名前も知らない
彼女が見えた気がした


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