ケータイ小説 野いちご

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自殺列車

自己紹介

一体何がどうなっているのかもわからない状況の中、全員で力を合わせてドアを開けようとしていた。


小柄な女の子も、疲れているような男の子も、一緒になってドアに体当たりをする。


6人でぶつかるたびに車内は大きく揺れ、ドアがビリビリと震える。


しかし、それが壊れて開くことはない。


何十回目かの挑戦で、ついに「もう、ダメなんじゃない?」と、赤毛の女の子が言った。


その言葉に、みんなの動きが止まってしまった。


少しずつでもドアが壊れていれば続けていけたかもしれないが、何度やってもドアは凹みもしないのだ。


どれだけ頑丈に作られているのかわからないけれど、これほど体当たりして傷ひとつついていないなんて、異常だ。

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