「クソッ」





ユウが木の幹に拳を叩きつける。





あたしはまだ放心状態だった。





ジンさんはミウちゃんと話し合いをしていて。





由美ちゃんとマロは多分天界に行った。





マロは一応天界だったら自分で行けるから。






「なぁ、ユウ。こいつにお前のこと、教えてやってもいいんじゃないの?」





ジンさんが静かに口を開く。





「んなことしたらっ…」