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次の日。




私とゼロが泊まってる部屋に、レオとジンが訪ねて来た。




レオが私たちの顔を見て言う。





「これから一ヶ所に集まって、当日の作戦について話し合おうと思うんだが

どうだ?」






作戦か…。




確かに前もって立てておいたほうがいいかもしれない。



目的は一緒だから、当日も同じような動きをするだろうし。




私は、ちらり、とゼロを見た。




少し、むっ、としているのがわかる。



ゼロの考えていることは大体予想がつく。





“ダリシーンと同じ部屋にはいたくない。”


……そんなとこだろう。






確かに、昨日は共同戦線を張ると言ったがゼロはまだダリシーンのことを良くは思っていない。




しかし、ゼロはふぅ、と息を吐くと、扉の前に立っている二人の青年に言った。





「どこで集まるんだ?この宿の部屋じゃさすがに六人は狭いだろ。」