『なるほどね……そんな事があったの』


「うん………どうしよう惟万理」


病院から帰宅後、私は自室で惟万理とケータイで電話していた。


かけて来たのは惟万理の方で、巴ちゃんのお見舞いをきっかけにちょっとでも比嘉君と接近出来たのか聞きたかったらしく……


『フェッ……惟万理ぃ~~~~っ!!』


『ええっ!?ちょっと天祢!?何、どうしたのよっ!!』


いきなり号泣してしまった私を宥めつつ、どうにか病院で何があったのか全て聞いて貰ったのだ。


惟万理は私の話を聞き終わると、数秒『う~~ん』やら『あーーー…』やらを繰り返す。