ホントの事って嘘つかれてるって知った時よりも辛い。


真紀からなんて聞いたのかはわからないけど、鷹斗はどう考えてるんだろ?


知りたいけど怖い。


私は眠れぬ夜を過ごし…頭が痛いと仮病を使い学校を休む事にした。


家は共働きだから幸い昼間は1人になれた。


ソファに寝転び、お昼のサングラスをかけた男の人の番組が流れるテレビをぼんやりと見ていた。


鷹斗からは朝から何度もメールが着ている。


『今日は遅刻?珍しいな。』

『休んだの?具合は?』

『メール返せないほど具合悪いの?』

『心配してます。起きたらメールして?』




……鷹斗。


半日経ったらね、真紀といた鷹斗を見た時の嫌な感情は…

真紀がずっと私に対して抱いてた感情なんだろうなってわかったの。


痛くってどうしようもない位に辛かった。


だから私は…鷹斗に心配かけるのもいけないよね?



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