それからは、何もかもが順調にいっていた


あの電話からしばらくして、静達とも会った


まだ学校に行く気にはなれなかったけど、竜達にも連絡をした



もうすぐ冬が訪れる



瑠奈の中には、夏と冬しかないんだけど..


「クリスマスどこ行こうか?雪降らないかなー」


「瑠奈、気ぃ早すぎ。まだ二ヶ月近くあるから」


雑誌を見ながら、あれこれ話す瑠奈に海斗は呆れ気味


「カップルの一大イベントだよ?」


頬を膨らまし、海斗を睨む


「はいはい、どこでも連れてってやるよ」


海斗の瑠奈をなだめる行為は、もうお手の物


「もう少ししたらコタツ出そうよ。この部屋、寒いんだもん」


極度の冷え性の瑠奈に冬は天敵


「瑠奈が寒い時は、俺が暖めてやるよ」


そう言って海斗は瑠奈を押し倒し、深いキスをする


.