冬の寒さにも慣れた頃。



『風邪引いた…

今日、休むね』


学校に着いて、ケータイを開くとそんなラインが届いていた。




昨日、身体がダルいって言ってたけど、無理して部活に行くから…

熱、高いのかなぁ?

早くよくなるといいなぁ…


『お大事に。

早くよくなってね!』


短めにラインを送り、カバンに片付けた。


相変わらず、クラスで浮いているあたしたちはどっちかが休むと一人ぼっち。


星ちゃんと紗弥ちゃんとも、話すことはないけど、クラスで浮いているだけで嫌がらせを受けていないのは、あの2人がうまくやってくれてるからだって小夜ちゃんが言ってた。