ー太陽が沈むか、沈まないかくらい
である夕方頃。


この時間帯から、ちらほらでは
あるが、店の点灯は付き始めており、
夕陽に映えるように照らされていた。

人は敷いてあるレールをぐるぐる回る
かのように歩いていて、
私はとある喫茶店?の
窓からそれを見ながら、
久々の外出に目を光らせて
楽しんでいた。



「ごめんね。こんなところしか
連れてあげられなくて。」


ヒイロは残念そうに言うが、
私は正直嬉しくて、嬉しくて
仕方がなかった。