そこら一帯に乱雑に棄てられた
洗濯物の残骸…。


部屋に入って、僕が最初に見たものは
正しくそれだった。
それは無惨にもしわくちゃに
ばら撒かれ、片付けるのも一手間
かかりそうである。


僕はそれを見て、小さく息を吐いた。


大量の洗濯物を片付け終えたところで
空気を入れ換える為に窓を開け、
爽やかな風を体に受け、
背伸びをした。
すると自然と体が楽になっていった。