ケータイ小説 野いちご

たすけて!田中くん

ハジマリの書
ダンジョンに連行



————私、これから何されるんだろう。

脅されたりするのかな。やだ。マジで逃げたい。面倒くさい。だいたい私が何をしたっていうんだ。よくわからないことに巻き込まれて、いい迷惑だ。

この物凄く迷惑なダンジョンから抜け出すには、どうしたら……

よし、今からでも隙を見て逃げようかな。蹴り飛ばしても正当防衛に入るよね?


「入れ」

着イテシマッタ。

今はほとんどが部室として使われている旧校舎の二階の一番端っこの部屋。そこが彼らのたまり場みたいだ。初めて来たな、旧校舎。

言われるがまま足を踏み入れると、そこには知らない世界が広がっていた。






< 12/ 291 >