うそでしょ・・・?なんで・・・?

美心が屋上から飛び降りた・・・。
うそでしょ?うそだよね・・・?

これは、夢なの?

いや、違う。これは、夢じゃない・・・。
現実だ・・・・・・。



「なんでよ・・・、美心ぉ・・・。なんでよぉ・・・!なんで、飛び降りたの・・・?」

私は、教室でずっと泣いた。




「もう、帰らなきゃ・・・。」

帰ろうとしたら、美心の鞄から白い封筒が見えた。

鞄からとって見てみると、美心が私に書いた手紙と龍二くんに書いた手紙だった。






〜楓へ〜

いつも、助けてくれてありがとう!
いつも、一緒にいてくれてありがとう!

それから、いつも迷惑かけてごめんね。

私ね、陰で死ねとかクズって、たくさん言われたんだ。
でね、もう、いろいろ嫌になって・・・・・・
お母さんとお父さんに会いに行くことにしたよ。

楓とは、もっとたくさん話をしたり、遊んだりしたかったなぁ。
ごめんね。楓のこと大大大好きだよ!!



私のこと、忘れないでね。
生まれ変わったら、また友達・・・、親友になってね!


バイバイ
美心より







「バカ・・・。なんで陰で言われてること言ってくれなかったの・・・。全然、迷惑じゃないよ・・・。美心のバ・・・カ・・・。ウッ……グスッ…ヒック」

そして、私はまた泣いた。

悔しい・・・。
私は、美心を・・・、守れなかった・・・。
ごめんね、美心。
守ってあげられなくて、ごめんね・・・。

私はずっと、家に帰っても泣き続けた。




ねぇ、美心。

次はちゃんと守るから、早く目を覚ましてよ。

また、私のこと大好きって言ってよ。







また、私の大好きな美心の笑顔を見せてよ。








美心・・・・・・・・・・・・。