久しぶりだな・・・。
美心が俺の名前呼んだの。

そういや、あの時なんて言おうとしたんだ?

あいつが来て、聞けなかったな・・・。チッ…

「ねぇ、ちょと聞いてる!!?」

あっ、こいつなんか言ってたんだ。

「あ~、わりぃ。聞いてなかった。」

「もう!いい!バイバイ!」


あ、家に着いたのか。

「あぁ、じゃーな」
そう言って、俺はあいつに背を向けた。





でも知らなかった。
あいつが、何かを企んでいたことを。