「あ、私6組だ」

「まみちゃん6組?私は3組だ〜……」

残念そうに言うひなちゃん。

私も、ひなちゃんと同じクラスがよかったなぁ。

ひなちゃんというのは、月森日菜子。

私の幼なじみであり、親友なんだ。

「じゃあね、まみちゃん」

「うん、じゃーね〜」

手を振ってひなちゃんと別れ、2年6組の教室へと向かう。

6組か……、3組と結構離れてるなぁ。

なんで同じクラスにしてくれなかったんだ、校長先生!

ため息をつきながら教室のドアを開けると、誰かが私の方へ走ってきた。

「まみこ!やっほ〜!」