ケータイ小説 野いちご

この作品のキーワード

カ・ン・シ・カメラ

アプリ

叶さんに商品を注文してもらって3日が経っていた。


授業を終えたあたしは速足に家へと向かう。


部活もバイトもしていないあたしは、この時間をフル活用して颯の隠し撮りをしているのだ。


それなのに、今日はカメラを持って来るのを忘れてしまったのだ。


自分のドジさ加減にうんざりしながら玄関を開ける。


その時だった。


玄関先に宅配便の荷物が1つ置かれていた。


その荷物にはあたし宛ての名前が書かれていて、通販サイトの名前も入っている。


「あ!!」


その瞬間に、カメラの事なんてどうでもよくなってしまった。


あたしは荷物を抱え、階段を駆け上がる。


バンッ!


と自室のドアを勢いよく閉めて、ベッドに座った。


「届いた……」


そう呟き、ダンボールに張られているガムテープを力づくで取る。

< 27/ 224 >