学校までの道のりでスマホを確認したけれど、颯からは何も連絡は来ていなかった。
昨日の段階でヤマだと言われていた希彩ちゃんを思いだす。
希彩ちゃんの様態はどうなったのか気になったけれど、連絡していいものかどうかもわからない。
もし、朝から病院へ行っていたらスマホを確認する事もあまりないだろう。
希彩ちゃんがあんな状態だから、きっと颯は今日学校を休むだろう。
昨日の颯の様子を思いだすと、とても勉強ができる状態でもなさそうだ。
今は颯からの連絡を待つしかなさそうだ。
そう思い、教室へ向かう。
「おはよう純白」
先に来ていた杏里が声をかけてくる。
杏里の姿を見た瞬間、自分の胸がチクリと痛むのを感じた。
真っ白な杏里はすべてを見透かしているように思えて、視線を泳がせる。
「どうしたの?」
挙動不審になってしまったあたしに、不思議そうな視線を向けてくる杏里。
あたしは慌てて笑顔をつくり「なんでもないよ」と、言ったのだった。
昨日の段階でヤマだと言われていた希彩ちゃんを思いだす。
希彩ちゃんの様態はどうなったのか気になったけれど、連絡していいものかどうかもわからない。
もし、朝から病院へ行っていたらスマホを確認する事もあまりないだろう。
希彩ちゃんがあんな状態だから、きっと颯は今日学校を休むだろう。
昨日の颯の様子を思いだすと、とても勉強ができる状態でもなさそうだ。
今は颯からの連絡を待つしかなさそうだ。
そう思い、教室へ向かう。
「おはよう純白」
先に来ていた杏里が声をかけてくる。
杏里の姿を見た瞬間、自分の胸がチクリと痛むのを感じた。
真っ白な杏里はすべてを見透かしているように思えて、視線を泳がせる。
「どうしたの?」
挙動不審になってしまったあたしに、不思議そうな視線を向けてくる杏里。
あたしは慌てて笑顔をつくり「なんでもないよ」と、言ったのだった。