―冬真Story*



俺、3年A組の神宮 冬真。


学校1チャラいとか言われてるけど、実際俺はそう思ってない。




一途とか、ずっと好きとか馬鹿みたいじゃん?



結局は離れるんだから。

些細なことで喧嘩しても、他の子が慰めてくれたら、ストレスなんて感じないし。




女の子なんて、俺を満足させるオモチャみたいなもの。

あ。


引かないで。



これが俺なんだから。



でも最近、この俺が目で追っちゃう子がいる。


その子、真っ白い肌に、さらさらした黒い髪。

潤った唇に触れてみたくなるほどの子。