「あと…少し…」

二人の少女は走る 
ただひたすら走る。

「あと少しで…」

     バン バン

『逃がすな』という声が聞こえ、魔法の銃を撃ってくる。

それでも二人は雪の中必死に走る。

もう後には戻れない。

走るのをやめると殺されてしまう。

「あと少しで、世界を見れる!!!!」

希望を持って走り続ける。