あたし達は女子トイレを後にして、トイレ前で待っていた健都と蒼空くんと再び合流した。


3つ目の七不思議の呪いを解く為に、次の目的地の理科室に向かう途中、あたしは健都に、結愛が死んだ事を話した。


「え、宮下が?」


「うん…。でね、あたし思ったんだけど、1つ呪いを解く毎に、誰かしらが1人犠牲になっちゃうんじゃないかって、花菜と結愛を見て来て、それが真実なんじゃないかと...」


「………」


健都は暫く考えた後に、首を振った。


「確かに、そうなのかもしれない。
けど、そんなの絶対させない。

あおい、大丈夫だよ。
俺が、これ以上絶対に、犠牲者なんて出させない」


「健都...」