いつも夢は見ないのに
何故か今日に限って夢を見た



それはそれは酷く懐かしいモノだった



悲鳴が飛び交う夜の中、静かな公園の隅で小さい男の子と女の子がいた


『おい!このおれとけっこんしろ!』


『うん!』


約束するようにお互いの小指を絡めた


『『ゆーびきりげーんまーんうそついたらひゃくせーんぼーん!』』


声を揃えながら離れないようにしっかりと小指をさらに絡めた


『『ゆびきった!』』


言うのと同時に指を離した