家に着いたころには夜だった
都会の夜というものは、キラキラとしていて危険で、悲しい…そんな感じだった。


『今日はもう遅い、休むといいよキリカ』


アトラスは寝る準備ができた私をベッドに
誘導してくれて、私が眠るまでベッドの脇に座っていてくれた。








私はキリカを守らなくてはいけない。
もうあのようなことが、おこらないよう。

こんなループのようなことは終わらせねば


キリカがイブの器で良かった…。





アトラスは眠ったキリカの額にキスを
落とし部屋を出た。











「キャハハハッ!アトラスがイブの器を?まーたァなのォー?キャハハッ」



「まぁ…前のイブの器は媚びすぎてたし
その前は臆病すぎたし、前の前の前は
アトラスのいられる器じゃなかったけどぉ…」



「今度の子はぁー媚びてないしぃー
臆病ってわけでもなさそうだしぃー
14でイブの器を手にいれたってぇー
いうじゃなぁーいー?」



「私もぉそろそろ…おきようかなぁー?」


キャハハッキャハハハッ!と狂気的な笑いを放ちながら彼女は目覚めることになった