穏やかな朝日が差し込む日曜日。


あたしはいつものようにゆっくりと目を覚ました。




有馬くんと付き合って、もう5年の月日が経つ。



あたしは今、一人暮らしをしながら普通の大学に通っていた。



有馬くんはと言うと、あたしの住む街から5つ先の駅におりたところにある有名な藝術大学に通っている。



最近はまた展覧会が開かれるそうで、絵に集中しなきゃで忙しそうだから、なかなか会えてない。



やっぱり、高校の時のように毎日会えてた日々と違って、寂しい気持ちは大きかった。