ケータイ小説 野いちご

王道恋愛はじめませんか?

運命=偶然?




――みのり Side――


Shineのコンサートに行って、杉原さんに出逢ったあの日から、1ヶ月が経ったある日。

久しぶりの平日休暇で、浮かれていた私は、都会寄りの大きな本屋に来ていた。

編み物が趣味の私は、そろそろランクアップも兼ねて新しい雑貨教材を探し求めてやってきたのである。


……ビーズでアクセサリー作りかぁ…。

毛糸を使う教材の隣の棚に陳列されていた本が目に入る。

いつもは、ビーズを使ったアクセサリーは毛糸よりも値段が張るという理由で避けていた私だけど、つい最近給料日を迎えたばかりだったためか、ビーズで作られたウサギがモデルのアクセサリーが表紙になっているその本を手に取る。


うーん……

ビーズって、100均にも売ってるもの?

――あ、こっちはビーズもセットで付いてる…。こっちの方がやりやすそうだな…。


昔から、周りに器用だねと言われることが多かった。

だからなのか、編み物だけが一番続いている趣味で、それ以外の(アウトドア系は特に)趣味はあまり続いた例がない。


――よし、これにしよう。


結局、ビーズが同封されているアクセサリー教材を買うことに決めた私は、次に文庫本コーナーに足を進めた。




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