一葉ちゃんがいないと分かり
ますます、家に行きたくなった。

帰る途中でお友達の家に
お泊まりするとメールが来た。

『こんなこと言ったら
一葉ちゃんに悪いけど
今日は留守でよかったと思ってる』

僕の言葉に照れ顔から
吃驚した顔になった。

『未央、そんなこと
言うと期待するからやめろ』

クスクス♪

桂二さんにその気があってよかった。

『僕は本気だよ』

バスの中だから、耳元で
囁くように言った。

もう一押し‼

『僕も同じ気持ちだよ』

*゜*゜*゜*゜ *゜*゜*゜*゜ *゜*゜*゜

一葉ちゃんがいない時に
この家に来るのは初めてだ。

バスを降りた後、マンションの部屋に
向かい、着替え、
手洗いうがいを忘れずにして
寝室に連れて行かれた。

『未央、本当にいいんだな?』

桂二さんは慎重だなぁ。

話しながら僕のは
痛いくらい主張している。

桂二さんの左手を掴み、
その場所へと持っていく。

『わかる?
僕のはもうこんななだよ?』

そんな僕に一瞬驚いた後苦笑いした。

『そうか。
俺もそろそろ限界だったんだ』

手早く脱いだ桂二さんは
僕の服を脱がしてくれた。

『んっ……あっ……』

流石、大人の男の人だ。

手慣れた手つきで愛撫される。

『気持ちいいか?』

訊かれるけど、声を出したら
喘いでしまいそうだから
首肯だけで答えた。

前も後ろも散々愛撫されて
僕はトロトロにふやけてしまった。

『未央、挿れるぞ?』

確認されて、やはり首肯だけした。

『んっ、あぁぁ‼』

初めてなのに痛みは感じず、
快楽の底に落ちた。

*゜*゜*゜*゜ *゜*゜*゜*゜ *゜*゜*゜

『桂二さん、愛してる』

sexをして
ますます桂二さんが愛しく思った。

『俺だって愛してるさ』

事後の甘い甘い愛の囁き合い。

その日は二人で
桂二さんのベッドで寝た。